4月10日朝。
店長の実家のある旧稲川町に行きました。

「ちょうどいいところに来た!今、人形様を作っているところ!」

人形様というのは、「人形道祖神」という集落の境に祭られる神様で、
1m程度の石碑の頭に藁の兜のようなものを被っています。
(鹿島様と呼ぶこともあるようです)

1年に2度、集落の人々の手で、
この人形様が作り直し整えられるのですが、
今日がちょうどその日だったのです。

Sさん宅の作業小屋に大勢の人が集まっています。

IMG_5574-1

慣れた手つきで、藁をそろえていきます。

IMG_5568-1

ふくも神妙な顔をして見ています。

IMG_5578-1

と思ったら、この笑顔。
こら!ちゃんと見てなさい。

IMG_5584-1

数人がかりで藁を編み始めました。

IMG_5595-1

石の上に、被せます。

IMG_5611-1

「床屋とこやトコヤ〜〜」
と言いながら顔の(ちょうど前髪あたりを)切りそろえます。

IMG_5616-1

これで「人形様」の完成です。
最後は作った人たち、ご近所さんで記念撮影。

IMG_5629-1

農作物の豊作や子孫繁栄、集落の安全の神様として、
人々をいつも見守る人形様。
若い人たちにも受け継がれていくことを願います。